こんにちは。
皆さんは毎日健康的な生活を送るべく気をつけていることはありますか?
私は塩分を摂りすぎないよう意識して生活しています。
健康診断で高血圧と診断された方、結果を受け取った時に一時的に「ヤバイ!」と思っても、習慣として身につけていくのは中々簡単なことではないですよね。
健康は一朝一夕では手に入りません。正しい生活習慣を身につけてこそ健康的な生活を送ることができます。
塩分摂取量を減らしていくためには、自分が毎日どのくらい塩分を摂っているのかを把握することが非常に大切です。
そこで今回は、一般的によく使われる調味料の食塩相当量を比較してみました♩
(※2019.4.24時点の情報です)
減塩生活のススメ
1日の塩分摂取量目安ってどのくらい?
厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、食塩摂取推奨量は、男性は1日8g未満、女性は1日7g未満とされています。
また、欧米のいくつかの国や、日本高血圧学会では、1日6g未満を推奨しており、WHO(世界保健機関)も、全ての成人の減塩目標を1日5g未満としています。
国や機関により若干の幅があるものの、成人であれば概ね1日あたり食塩摂取量5gをひとつの目安と考えて良さそうです。
Point
理想的な食塩摂取量:1日あたり5g未満
一方、現代の日本人が摂取している、食塩の平均値は、1日あたり男性 11.0g、女性 9.2gだそうです。*1
理想の食塩摂取量を守るためには、日頃から意識をしなければならないようです。
Point
現代日本人の平均的な食塩摂取量:1日あたり約10g
塩分の摂りすぎが引き起こす病気
そもそも、なぜ塩分の摂りすぎが健康に悪影響を与えるのでしょうか?
答えは塩分の取りすぎが高血圧を引き起こす原因の1つであり、高血圧になることで様々な病気を引き起こしやすくなるからです。
高血圧によって、脳や心臓、腎臓、血管などに悪影響を与え、脳卒中や心筋梗塞、腎不全や動脈硬化などの合併症を引き起こすことがあるのです。
*2
そうなれば、透析やリハビリなどのため長期間通院が必要になったり、最悪の場合、寝たきりや死に至ってしまう可能性も十分考えられます。
自分の生活習慣が原因で健康を損ない、健康的な生活を送れなくなってしまうのは誰しも避けたいですよね。
逆にいえば、自分の生活習慣を変えていくことで、健康寿命をのばしていくことができるはずです。
塩分量の確認方法とは?
では、理想的な塩分摂取量である1日5gを守るために、どういったことに気をつければ良いでしょうか。
5gの食塩とは、大体小さじ1に相当します。
1日3食、間食まで含めて5gと考えると、想像より少ない印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
Point
5gの食塩 ≒ おおよそ小さじ1
例えば、某カップヌードルに含まれる食塩は4.9g(めん・かやく:2.4g、スープ2.5g)でした。
うーん、スープまで飲み干してしまったらもう1日量に達してしまいますね。。。
また、某有名チェーン店のハンバーガーは1.4g、てりやきチキンフィレオでは3.1g、フライポテト(S) は0.5gの食塩を含むようです(!)
普段私たちが日常的に食べている食品が、いかに塩分を含んでいるかが分かりますね。
食品表示法により、原則としてすべての加工食品および添加物に、食品相当量を表示することになっているので、表示を確認することで、誰でも簡単に食塩相当量の確認ができるようになっています。
また、スーパーなどで売っている加工食品だけでなく、外食チェーン店などは、自社のホームページに食塩相当量を記載しているところが多くなってきています。
食品の栄養表示のチェックを習慣づけることも有効な手段といえそうです。
調味料の食塩相当量比較
さて、やっと今回の本題である調味料の食塩相当量比較です。
外食や中食をするとどうしても塩分の多い食事に偏りがち。
「自炊を取り入れることで、健康的な食生活に近づけていこう!」と考えた皆さん。
そこに落とし穴があります。
料理をする際に使用する、様々な調味料、しょうゆやみそ、ケチャップやマヨネーズなど様々な調味料に食塩は含まれます。
つまり、食塩の使用量を控えるだけでは、理想的な塩分摂取量を守ることはできないということです。
Point
食塩以外の調味料に含まれている塩分相当量を意識することも重要
《調味料に含まれる食塩相当量 (2019年3月調べ)》
濃口しょうゆ(大さじ1:15ml)
しょうゆ:2.4g
減塩しょうゆ:1.2g
しょうゆ:2.4g
減塩しょうゆ:1.3g
定番の調味料、しょうゆです。
なんと減塩商品は各社とも1g以上の差がありました。
意識して減塩商品を選ぶのも良い手段といえそうです。
みそ(大さじ1:18g)
料亭の味無添加:2.1g
料亭の味減塩:1.6g
タニタ食堂の減塩みそ:1.6g
日本人ならおなじみのみそ。
こちらも積極的に減塩商品を選びたいところです。
中濃ソース(大さじ1:17g)
中濃ソース:1.0g
減塩50%カット:0.4g
ソースも味が濃い調味料という印象が強いですが…
こちらも塩分50%カット商品という心強い商品がありました。
ケチャップ(大さじ1:15g)
トマトケチャップ:0.5g
デリシャスライトケチャップ:0.3g
リコピンリッチ:0.3g
トマトケチャップ:0.6g
トマトケチャップ:0.3g
ケチャップはいかがでしょうか。
各社商品に大きな違いはなさそうです。
マヨネーズ(大さじ1:15g)
マヨネーズ:0.3g
キューピーハーフ:0.4g
マヨネーズもポピュラーな調味料ですよね。
なんとカロリーオフ商品の方が塩分量が多い結果となりました。
カロリーがカットされている分、塩分で味を補っているのでしょうか。
コンソメ(スープ1人分:150ml)
KKコンソメ固形(1/2個):1.3g
KKコンソメ減塩(1/2個):0.7g
KKコンソメ顆粒(小さじ1):1.3g
お手軽で便利なコンソメ。
こちらは固形タイプを選択せず、量を調節しやすい顆粒タイプを選択すると良いかもしれません。
本当に必要な分だけ使うことを意識することも減塩生活には大切です。
中華だし(小さじ1:2.5g)
丸鶏がらスープ:1.2g
ガラスープ:1.1g
中華だしはいかがでしょうか。
塩分量は各社大きな差はなさそうです。
豆板醤(大さじ1:18g)
熟成豆板醤:2.4g
四川豆板醤:2.4g
中華料理の定番の調味料といえば豆板醤ですよね。
こちらは各社商品で塩分量に大きな違いはありません。
しかし、調味料の中では塩分量が多めなことに注意が必要そうです。
甜面醤(大さじ1:18g)
甜面醤:1.4g
甜面醤:1.0g
甜麺醤も中華料理には必須の調味料。
メーカーによって若干のばらつきがありそうです。
意識して成分表示を確認すると良いかもしれません。
コチュジャン(大さじ1:18g)
コチュジャン:1.4g
コチュジャン:1.2g
韓国料理に必須の調味料、コチュジャン。
こちらは各メーカーであまり大きな差はなさそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段よく使っている調味料の塩分量が意外と多いことに驚いた方も多いのではないでしょうか。
ちょっと意識を変えるだけで、着実に食生活改善に繋がっていきます。
皆さんも健康な生活を目指して、一緒に一歩踏み出してみましょう♩